TED

すきまにあるのは幸福感―ものは少なく、幸せは多めに(TED)

暮らし

ライフハックとしてではなく、英語学習にも極めて有用なのが、著名人が10分程度のプレゼンを行うTEDです。

TED Talksとは、あらゆる分野のエキスパートたちによるプレゼンテーションを無料で視聴できる動画配信サービスのことです。10年ほど前にサービスが開始されてから、政治、心理学、経済、日常生活などの幅広いコンテンツが視聴できることから人気を集めています。

RareJob English Lab

TEDは4000を超える膨大な数の動画があります。しかし慣れないうちは、動画の探し方や視聴のコツが分かりませんよね。この記事では、数多くのTEDを見てきた管理人(塩@saltandshio)が、心を揺さぶられたトークをあらすじと一緒にご紹介します。

ビジネス英会話を効率よく身につけたい方におすすめスクール

シェーン英会話
シェーンは1977年の創業以来、ネイティブ講師が英語を英語で教える「直接教授法」を採用しています。首都圏におけるスクール拠点数は、ネイティブ講師の英会話スクールでNo.1。駅から近いスクールが多いので通いやすく時間を有効に使えます。

スピークバディ パーソナルコーチング
1日1時間の短期集中トレーニングで、あなたの英語力向上をコーチが全力でサポートします。あなたの英語の世界が、劇的に変わります。

グラハム・ヒル: ものは少なく、幸せは多めに

グラハム・ヒル: ものは少なく、幸せは多めに

作家でありデザイナーのグラハム・ヒルが問います「モノやスペースを制限することは、幸せを増幅させるだろうか?」スペースを節約し、あなたの人生をコンパクトに編集する3つのルールをご紹介します。(約6分)

[PR]安い・手軽・カンタンの三拍子が揃った月額275円からの「宅配型トランクルーム」

50年前と比べて、家の広さが3倍になったアメリカ

アメリカの一般家庭の家の大きさは、50年前と比べると約3倍にも広くなりました。そんなに広くなったのなら、さぞ余分なスペースが出来たと皆さんお思いでしょう。しかし、その答えは「ノー」です。

私たちの祖父や親が、50年もの時間をかけて3倍の大きさにした家は、まったくべつのものを生み出していたのです。

[PR]無料会員登録。あなたにぴったりのカウンセラーに出会える! ココナラの【心のお悩み相談】

出来たのは余分なスペースではなく貸倉庫と負債

ここ最近、都市部では20万km2を超える、220億ドルにも及ぶ新産業が誕生しているのをご存知でしょうか?

それは、貸倉庫業です。

なんとこの50年で、私たちは3倍も広くなった家に住むようになったにも関わらず、家に収まりきらない物を貸倉庫に預けるまでに裕福になっていたのです。これが、どれほどおかしなことかわかりますか?

さらに、別の問題も生まれています。

この50年で買い物上手になった私たちは、クレジットカードの負債まで抱え込むようになったのです。さらに、エコロジカル・フットプリント(※人の生活の環境依存度を、地球の面積で表現した指標)まで増加させています。

つまり、物によって埋め尽くされた世界が誕生しているのです。

さて、ここでひとつ質問です。私たちは50年前と比べて3倍もの広い家に住み、貸倉庫を借りなければいけないほど物を持って生活していますが、果たして幸せに暮らしているのでしょうか?

調べたところ、なんと私たちの幸福度は50年間ずっと横ばいのままなのです。このことについては、マット・キリングワースもTED Talksのなかで語っています。

目
全集中の呼吸!―幸せになりたい?目の前のことに集中しましょう(TED)【TED 紹介・解説】マット・キリングワース: 幸せになりたい?目の前のことに集中しましょう/人が最も幸福を感じるのは目の前のことに没頭しているときで、反対に気が散っている時ほど幸福度が低くなります(約10分)。そんなトークの詳細を紹介します。...
[PR]無料体験レッスン実施中!全国208校、創業40年の老舗英会話スクール【シェーン英会話】

少なさに目を向けよう

ぼくから、改善策を提案します!

そんな生活を見直して見せんか?というのが、グラハム・ヒルのトークです。もし、実は「少なさ」が「多さ」を生むかもしれないと知ったら、あなたはどう思うでしょうか?

あなた自身、感じたことはありませんか?

旅行中のホテルや、大自然の中でのキャンプなど。様々な『非日常』と呼ばれる空間のなかで、最小限の物しかない場所であなたが感じたのは、解放感や自由ではないでしょうか?

もし、そう感じたのだとしたら、あなたのモノとスペースを減らしてみませんか?なぜなら、持ち物を減らすことによって一緒にお金の支出を減らせるようになり、更には人生にゆとりを生み出すことになるからです。

[PR]まずは無料カウンセリング”続けるため”の オンライン英語コーチ「スピークバディ パーソナルコーチング」

『少なさ』が生みだす『多さ』

では、具体的になにをすればいいでしょうか。グラハム・ヒルは以下の3つを提案しています。

  1. 徹底的に無駄を省く
  2. 新たなマントラ(価値観)を掲げる。スペースの効率化を図る
  3. スペースや家具は多機能のものを選ぶ

何年も着ていない服、壊れたおもちゃ、引出物で貰った物、買ったものの押し入れに入れている健康器具などなど。いずれ使うそのうち使うは、将来も使うことはないものが、あなたの家の押し入れにありませんか?まずはそれを片付けましょう。

自分ではなにが必要か不要かわからない、片付けたいけれどどうしたらいいかわからないという人は、お掃除のプロに頼んでみるのも良いでしょう。

/単品回収も格安で対応。どんな物でも1点から対応可能\

ミニマリストという言葉も出来ましたが、そうはいっても住み慣れた家をいきなりスッキリさせることは出来ませんよね。しかし、いまの暮らしから抜け出したいのであれば、すこしずつでも考え方を変えていかなければいけません。もし、いまよりも狭い部屋で暮らすと仮定したら、様々な用途で使える多機能な道具が生活を助けてくれるでしょう。それは、いまの生活でも十分に役立つ物のはずです。

自分の理想の暮らしを追い求めながら、より効率的に暮らす。これは、決してあなたに苦労を押し付けているわけでも、無理難題を求めているわけでもありません。ただ、暮らしの改善を提案しているだけなのです。

いま家にいるのならばまわりを見渡してみましょう。外出先であれば、帰宅して自分の家を改めて見てみましょう。そして、こう自問してみてください。

  • 「少しコンパクトに生活できないか?」
  • 「そうすれば自由も増えないか?」
  • 「空き時間もできるかな?」

どうでしょう。考えるだけなら、いまからでもすぐに動き出せますね。

お金パズル
芸能界最強の占い師が教える、貧乏な人の家の特徴5つ なんでお金がたまらないんだろう… コロナや社会情勢の不安、景気も先行き不透明で、20数年ぶりの円安。物価も上がり続ける一方だ...
[PR]しちだの魔法ペンなら35日でバイリンガルに!楽天4部門1位の英会話!<七田式>

まとめ:『幸せ』のためにスペースを空けよう

いかがだったでしょうか。

ここ日本でも、断捨離や、人生がときめく片づけの魔法など、片付けについて人生を見直そうという動きがあります。これは、むやみやたらに物を捨てましょうと言っているわけではありません。

物がギュウギュウに押し込められた引き出しからは、すぐに必要な物を取り出すことが出来ませんよね。使いたいときにすぐ取り出せないからと、ハサミや爪切りをそのたびに買うのは無駄な出費と思いませんか?あなたがいま欲しいものは、あなたが毎日汗水流して働いて得たお金で買うものでしょうか。

家やタンス、収納スペースに隙間が出来た時、きっとあなたの心にも余裕が生まれるはずです。いまの生活がなぜか息苦しいのであれば、まず不必要な物を手放してみませんか?

その「少なさ」が、きっと 「多さ」を生みだしてくれるでしょう。

英語全文

What’s in the box? Whatever it is must be pretty important, because I’ve traveled with it, moved it, from apartment to apartment to apartment.

<全文を読む>▼クリック▼

Sound familiar? Did you know that we Americans have about three times the amount of space we did 50 years ago? Three times. So you’d think, with all this extra space, we’d have plenty of room for all our stuff. Nope. There’s a new industry in town, a 22 billion-dollar,2.2 billion sq. ft. industry: that of personal storage. So we’ve got triple the space, but we’ve become such good shoppers that we need even more space. So where does this lead? Lots of credit card debt, huge environmental footprints, and perhaps not coincidentally, our happiness levels flat-lined over the same 50 years.

Well I’m here to suggest there’s a better way, that less might actually equal more. I bet most of us have experienced at some point the joys of less: college — in your dorm, traveling — in a hotel room, camping — rig up basically nothing, maybe a boat. Whatever it was for you, I bet that, among other things, this gave you a little more freedom, a little more time. So I’m going to suggest that less stuff and less space are going to equal a smaller footprint. It’s actually a great way to save you some money. And it’s going to give you a little more ease in your life.

So I started a project called Life Edited at lifeedited.org to further this conversation and to find some great solutions in this area. First up: crowd-sourcing my 420 sq. ft. apartment in Manhattan with partners Mutopo and Jovoto.com. I wanted it all — home office, sit down dinner for 10, room for guests, and all my kite surfing gear. With over 300 entries from around the world, I got it, my own little jewel box. By buying a space that was 420 sq. ft. instead of 600, immediately I’m saving 200 grand. Smaller space is going to make for smaller utilities — save some more money there, but also a smaller footprint. And because it’s really designed around an edited set of possessions — my favorite stuff — and really designed for me, I’m really excited to be there.

So how can you live little? Three main approaches. First of all, you have to edit ruthlessly. We’ve got to clear the arteries of our lives. And that shirt that I hadn’t worn in years? It’s time for me to let it go. We’ve got to cut the extraneous out of our lives, and we’ve got to learn to stem the inflow. We need to think before we buy. Ask ourselves, “Is that really going to make me happier? Truly?” By all means, we should buy and own some great stuff. But we want stuff that we’re going to love for years, not just stuff.

Secondly, our new mantra: small is sexy. We want space efficiency. We want things that are designed for how they’re used the vast majority of the time, not that rare event. Why have a six burner stove when you rarely use three? So we want things that nest, we want things that stack, and we want it digitized. You can take paperwork, books, movies, and you can make it disappear — it’s magic.

Finally, we want multifunctional spaces and housewares — a sink combined with a toilet, a dining table becomes a bed — same space, a little side table stretches out to seat 10. In the winning Life Edited scheme in a render here, we combine a moving wall with transformer furniture to get a lot out of the space. Look at the coffee table — it grows in height and width to seat 10. My office folds away, easily hidden. My bed just pops out of the wall with two fingers. Guests? Move the moving wall, have some fold-down guest beds. And of course, my own movie theater.

So I’m not saying that we all need to live in 420 sq. ft. But consider the benefits of an edited life. Go from 3,000 to 2,000, from 1,500 to 1,000. Most of us, maybe all of us, are here pretty happily for a bunch of days with a couple of bags, maybe a small space, a hotel room. So when you go home and you walk through your front door, take a second and ask yourselves, “Could I do with a little life editing? Would that give me a little more freedom? Maybe a little more time?”

What’s in the box? It doesn’t really matter. I know I don’t need it. What’s in yours? Maybe, just maybe, less might equal more. So let’s make room for the good stuff.

Thank you.

<閉じる>

\ ほかにも気になるトークが満載! /

マイク
TEDまとめ(1):エキスパートたちが贈る極上のメッセージ ライフハックとしてではなく、英語学習にも極めて有用なのが、著名人が10分程度のプレゼンを行うTEDです。 TED Talksと...