ライフハックとしてではなく、英語学習にも極めて有用なのが、著名人が10分程度のプレゼンを行うTEDです。
TED Talksとは、あらゆる分野のエキスパートたちによるプレゼンテーションを無料で視聴できる動画配信サービスのことです。10年ほど前にサービスが開始されてから、政治、心理学、経済、日常生活などの幅広いコンテンツが視聴できることから人気を集めています。
RareJob English Lab
TEDは4000を超える膨大な数の動画があります。しかし慣れないうちは、動画の探し方や視聴のコツが分かりませんよね。この記事では、数多くのTEDを見てきた管理人(塩@saltandshio)が、心を揺さぶられたトークをあらすじと一緒にご紹介します。
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マリリー・オペッゾ: もっと創造的になりたいなら散歩に出よう
新しいアイデアを考え出そうと頑張って行き詰まった経験は、みんなあるものです。ブレインストーミングから最大のアイデアを引き出すために、歩くことがいかに助けになるかを、行動や学習を科学的に研究しているマリリー・オペッゾが楽しく軽快に話します(約5分半)。
アイデアはどのように生まれるか
アイデアはどのように頭に浮かぶのでしょうか。創造性を測るテストのひとつに、「別の用途を考案する」というものがあります。このテストの制限時間は4分間です。テスト課題は、日常的な物の別の使い道をできるだけ多く考えることです。
創造性という言葉を聞いて、多くの人は 「適切な新奇性」だと答えるでしょう。誰も思いつかないこと……という意味ですが、突飛なアイデアではいけません。現実的であり、かつ目からウロコのアイデアでなければいけません。
この問題に対して、マリリー・オペッゾは被験者にある条件を加えて試験を行い、興味深い結果を出しました。
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試験は2回行われました。まず、集まった被験者を3つのグループに分けます。そして、それぞれ下記のように行動パターンを分けて試験を行いました。
- 1回目は座って受ける、2回目はルームランナで歩いて受ける
- 1回目はルームランナで歩いて受ける、2回目もルームランナで歩いて受ける
- 1回目はルームランナで歩いて受ける、2回目は座って受ける
試験の結果、最初に座ったチームは平均で20ほど創造的なアイデアを出しました。ですが、歩いたグループは、なんと座ったグループの2倍のアイデアを出したのです。
窓のない部屋で、ルームランナーを歩いていたにも関わらず、です。
特筆すべきはこのあとです。試験は2回行われています。次も座って試験を受けたグループは、とくに成績に変化は見られませんでした。このことでわかるのは、1回目に座って試験を受けたという、いわゆる『練習』を行ったにもかかわらず、2回目にもとくに目を見張るような変化は生まれなかったということです。
しかし、2回目は歩いたチームは、最初に歩いたチームと同様に回答数が増えました。彼らもまた、歩くことで創造力が増したといっても良いでしょう。そして面白いのがこのあとです。最初に歩いていたチームが次に座って試験を受けたところ、1回目よりは劣るもののそれに近い数のアイデアを出したのです。
つまり、歩いていた残留効果を引き継ぎ、その後も彼らは創造的だったのです。
重要会議の前には、散歩に出るべきね!
ルームランナーであっても歩いたほうがいい!
この結果から、座って考えるより、歩いたほうがアイデアが浮かぶことがわかっていただけたと思います。繰り返しますが、被験者たちは窓のない部屋でルームランナの上を歩きました。外に出なくても歩くことによって、脳が活性化するのです。
ちなみに、この方法で最高の効果を生み出すためには、5つのコツがあります。
- 特定の問題やトピックを取り上げる
- 心地良いペースで歩く
- 最初のアイデアにとらわれない
- 思いついたアイデアは録音する
- いつまでもずっと歩き続けない
(1)についてですが、問題は狭めて考えましょう。なぜなら、歩いてアイデアを出す作業では「シャワー効果」は望めないからです。シャワーのようにアイデアが降り注ぐわけでは無いので、前から考え続けている事柄を別の視点で検討するほうが効果的です。
(2)は、ジョギングしながらではダメなのか?という質問をよく受けるためです。走った方が心地良いなら走ればいいし、歩いた方がよければ歩けばいい。どちらが正しいというわけではありません。
(3)は、たまに最初のアイデアに縛られてしまう人がいるからです。歩くのと一緒に、アイデアも前に進ませましょう。新しいアイデアを考えたら、どうすれば実行できるかについてもアイデアを出してみましょう。さて、(4)と(5)についても説明します。
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歩いていると、心配なのがメモをしにくいことです。紙に書き出せないので、忘れたらどうしようと心配にもなりますね。
ポイントは、口に出すこと!
被験者たちは、それぞれ思いつきを口に出していました。ヘッドホンを付けて、スマホで録音していたのです。そうすれば、創造的な会話をしているふりをすることができますね。
アイデアを書き出すという行動自体が、選り分けになっている場合があります。つまり、被験者たちはメモを取る前に「これは書き出す価値があるか?」と一度考えてから、紙に書くわけです。せっかくいいアイデアが生まれても、その時の自分の判断で消してしまうこともあるということです。
あなたの考えたアイデアの良し悪しを決めるのは、あなただけではありません。あなたが“どうでもいい”と思うことが、誰かにとって有用なアイデアになることだってあるのです。できる限り多くのアイデアを口に出して録音しましょう。考えるのは後でも遅くはありません。
そしてさいごに(5)です。もし歩いていてもアイデアが浮かんでこなかったら、また別の時に 再開しましょう。
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古今東西、哲学者やアーティストは歩くことによって思考を巡らせていました。ips細胞で話題になって山中教授の研究室には、パソコン台が設置されたロードランナーが置かれています。テレワークが増えてから、考えが堂々巡りして鬱々とするようになったら、それは歩いていないからかもしれません。
足腰も鍛えられ、血の巡りも良くなり、運動不足も解消されて、おまけにアイデアまで浮かぶ。座ってばかりいるより、30分だけでも歩いてみませんか?
きっと、あなたにもあっと驚くアイデアがあなたに舞い降りてくることでしょう。
英語全文
The creative process — you know this — from the first idea to the final product, is a long process. It’s super-iterative, lots of refinement, blood, sweat, tears and years. And we’re not saying you’re going to go out for a walk and come back with the Sistine Chapel in your left hand.
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One of the tests we used for creativity was alternate uses. In this test, you have four minutes. Your job is to come up with as many other ways to use common everyday objects as you can think of. So, for example, what else would you do with a key, other than to use it for opening up a lock? Clearly, you could use it as a third eyeball for a giraffe, right? Maybe. That’s sort of interesting, kind of new. But is it creative? So people came up with as many ideas as they could, and we had to decide: Is this creative or not?
The definition of creativity that a lot of people go with is “appropriate novelty.” For something to be appropriate, it has to be realistic, so unfortunately, you can’t use a key as an eyeball. Boo! But “novel,” the second thing, is that nobody had to have said it. So for us, it had to be appropriate first, and then for novelty, nobody else in the entire population that we surveyed could have said it. So you might think you could use a key to scratch somebody’s car, but if somebody else said that, you didn’t get credit for it. Neither of you did. However, only one person said this: “If you were dying and it were a murder mystery, and you had to carve the name of the murderer into the ground with your dying words.” One person said this.
And it’s a creative idea, because it’s appropriate and it’s novel.
You either did this test and came up with ideas while you were seated or while you were walking on a treadmill.
They did the test twice, with different objects. Three groups: the first group sat first and then sat again for the second test. The second group sat first and then did the second test while walking on a treadmill. The third group — and this is interesting — they walked on the treadmill first, and then they sat. OK, so the two groups that sat together for the first test, they looked pretty similar to each other, and they averaged about 20 creative ideas per person. The group that was walking on the treadmill did almost twice as well. And they were just walking on a treadmill in a windowless room. Remember, they took the test twice. The people who sat twice for that second test didn’t get any better; practice didn’t help. But these same people who were sitting and then went on the treadmill got a boost from walking. Here’s the interesting thing. The people who were walking on the treadmill still had a residue effect of the walking, and they were still creative afterwards. So the implication of this is that you should go for a walk before your next big meeting and just start brainstorming right away.
We have five tips for you that will help make this the best effect possible. First, you want to pick a problem or a topic to brainstorm. So, this is not the shower effect, when you’re in the shower and all of a sudden, a new idea pops out of the shampoo bottle. This is something you’re thinking about ahead of time. They’re intentionally thinking about brainstorming a different perspective on the walk.
Secondly — I get asked this a lot: Is this OK while running? Well, the answer for me is that if I were running, the only new idea I would have would be to stop running, so …
But if running for you is a comfortable pace, good. It turns out, whatever physical activity is not taking a lot of attention. So just walking at a comfortable pace is a good choice.
Also, you want to come up with as many ideas as you can. One key of creativity is to not lock on that first idea. Keep going. Keep coming up with new ones, until you pick one or two to pursue.
You might worry that you don’t want to write them down, because what if you forget them? So the idea here is to speak them. Everybody was speaking their new ideas. So you can put your headphones on and record through your phone and then just pretend you’re having a creative conversation, right? Because the act of writing your idea down is already a filter. You’re going to be like, “Is this good enough to write down?” And then you write it down. So just speak as many as you can, record them and think about them later.
And finally: don’t do this forever. Right? If you’re on the walk and that idea’s not coming to you, come back to it later at another time.
I think we’re coming up on a break right now, so I have an idea: Why don’t you grab a leash and take your thoughts for a walk?
Thank you.
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