鎧伝サムライトルーパーとは
『鎧伝サムライトルーパー』は、1988年4月30日から1989年3月4日まで、名古屋テレビを制作局としてテレビ朝日系列で毎週土曜に全39話が放送された、サンライズ制作のテレビアニメ。
キャッチコピーは「俺の心に鎧が走る!」。
1990年代はじめには一大ムーブメントを起こし、現在の声優ブームの先駆けにもなりました。今なお根強い人気があり、2022年には森口博子&草尾毅が歌う『サムライハート ~2022~』が全世界配信。
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ここでは、『鎧伝サムライトルーパー』の感想と見どころ、そして各資料を踏まえての考察をご紹介いたします。
第7話 開眼!必殺の雷光斬 あらすじ
北海道大雪山。神々の庭と呼ばれるこの山に守られながら秀は眠っていました。
車を降りて、険しい山道を歩き出す征士とナスティ。しかし、そこにも阿羅醐の手が回っていました。険しい吹雪の中、野犬の群れが二人を襲います。雪崩を起こして、野犬もろとも征士たちを生き埋めにしようとしたのは四魔将の一人、闇魔将・悪奴弥守(アヌビス)でした。それに気が付かないまま、二人は秀が眠る岩に悪奴弥守を導いてしまいます。
<続きを読む(※ネタバレを含みます)>
「我が電光斬。金剛の秀、今、呼び覚ましてくれる!」
ですが、岩は光輪剣を受け付けようとせずに逆に弾き返してしまいます。なんと、電光斬はまだ未完成だったのです。そんな征士を嘲笑いながら、悪奴弥守は自らの剣を岩に突き刺しました。剣は、そのまま秀の心臓をめがけてじわじわと突き進んで行きます。
悪奴弥守からの攻撃を受けてとどめを刺されそうになった征士を、ナスティが助けて二人は滝つぼへと落ちていきます。
「光輪の征士よ。今こそ必殺技、電光斬を会得するのだ……」
誰かに守られるように、滝の裏にある空洞で倒れていた征士とナスティ。気絶しているときに聞いた声を頼りに、二人は電光斬開眼の決意を固めます。征士が瞑想に入る時間を稼ぐため、ナスティはおとりになるため外に出ます。するとそこに、さきほど幻影で見た錫杖を持つ雲水姿の人を見かけます。しかし、吹雪と一緒に姿を消してしまい、ナスティは悪奴弥守に捕まってしまいます。ナスティを縄で縛った悪奴弥守は滝に落とし、滝ごと氷漬けにして征士を誘い出そうとします。
「見殺しに出来るか!」
氷の滝を叩き割って、征士はナスティを救い出します。光輪剣が光り輝いていることに気が付ついた征士は、岩に向けて電光斬を放ちました。
「目覚めろ!秀!」
その叫びに答えるように、岩ごと悪奴弥守を吹き飛ばして中から秀が現れます。秀が眠りから覚めて、残る鎧戦士は天空の当麻、あと一人になりました。
<閉じる>
(第8話につづく)
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見どころ
- 「センチだな」当時の流行り言葉を強烈に感じる一言。
- なぜかこの回だけ、征士が武装するときには目に影が入っている。
- 征士の氷柱しかり、秀もどうやって岩に入ったのか謎。
ここに注目!
テレビ版と小説版の違い
小説版では、秀の名前や先祖の由来について語られています。
ちなみに“シュウ”と言うのは苗字で、彼の名前は“レイファン”と言う。
―鎧正伝サムライトルーパー(著・河原よしえ)乾坤篇より
華麗の“麗”に黄色の“黄”と書いて“麗黄”である。
この名前が本人のキャラクター性に合っているかは、彼を知る各個人の言い分にお任せするとして……――
また、小説版では悪奴弥守ではなく螺呪羅が手を下しにきます。テレビ版とはまるで異なる秀の目覚めは一見の価値ありです。
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(第8話につづく)