ライフハックとしてではなく、英語学習にも極めて有用なのが、著名人が10分程度のプレゼンを行うTEDです。
TED Talksとは、あらゆる分野のエキスパートたちによるプレゼンテーションを無料で視聴できる動画配信サービスのことです。10年ほど前にサービスが開始されてから、政治、心理学、経済、日常生活などの幅広いコンテンツが視聴できることから人気を集めています。
RareJob English Lab
TEDは4000を超える膨大な数の動画があります。しかし慣れないうちは、動画の探し方や視聴のコツが分かりませんよね。この記事では、数多くのTEDを見てきた管理人(塩@saltandshio)が、心を揺さぶられたトークをあらすじと一緒にご紹介します。
ビジネス英会話を効率よく身につけたい方におすすめスクール
シェーン英会話
シェーンは1977年の創業以来、ネイティブ講師が英語を英語で教える「直接教授法」を採用しています。首都圏におけるスクール拠点数は、ネイティブ講師の英会話スクールでNo.1。駅から近いスクールが多いので通いやすく時間を有効に使えます。
スピークバディ パーソナルコーチング
1日1時間の短期集中トレーニングで、あなたの英語力向上をコーチが全力でサポートします。あなたの英語の世界が、劇的に変わります。
アニー・ボスラー&ドン・グリーン:あらゆる物事の上達を早める練習の仕方
どんな身体技能でもマスターするには練習が必要です。練習とは、上達するという目標をもってある行動を繰り返すことで、練習によってより簡単に、素早く、自信をもってできるようになるのです。でも実際のところ、物事の上達のために、練習はどんな働きをするのでしょう?アニー・ボスラーとドン・グリーンが、練習が脳内の活動にどのような影響を及ぼすのかを説明します(約4分半)。Annie Bosler & Don Greene / How to practice effectively…for just about anything.
[PR]無料体験レッスン実施中!全国208校、創業40年の老舗英会話スクール【シェーン英会話】練習する時、脳の中ではなにが起きているのか
私たちはなにかを習得しようとする時、なるべく無駄がなく、出来れば効果的に、しかも短期間で、可能な限り楽に身に着けたいと思っています。いまはネット社会なので、なにかを習得しようとしたときに、検索画面で『●● コツ 最短』と入力する人も多いのではないでしょうか。
実際に運動やピアノなどの習い事を始めて、長く続けていくと人よりも上手に出来るようになります。では、初心者と経験者はなにが違うのでしょうか。体の中では一体どのような変化が生まれているのか、なぜ上手に出来るのか、それは脳神経が大きく関わっています。
脳は2種類の神経組織から出来ています。
- 灰白質―脳内の情報を処理して、信号や感覚刺激を神経細胞に伝達
- 白質―脂肪組織と神経繊維からできている
身体が動くためには、灰白質から情報が脊髄に伝わり筋肉に情報を送ります。そして、白質に情報が伝わるたびに白質は太くなっていきます。何度も何度も情報が送られる(練習)することにより、それまで細い神経回路(細い道)だったのが太く(広い道)になり、脳からの伝達スピードが増します。これが、なにかが上達したとしたとされるメカニズムです。
多くの運動選手や演奏家などは、筋肉に覚えさせたおかげで成功したと考えていますが、筋肉自体が記憶するということはありません。
正しくは神経路のミエリン(白質にある軸索)化が進んだおかげで、その運動選手や演奏家がより速く効率的な神経路を味方につけた可能性があります。
So while many athletes and performers attribute their successes
to muscle memory, muscles themselves don’t really have memory.
Rather, it may be the myelination of neural pathways that gives these athletes and performers their edge with faster and more efficient neural pathways.
もし、これまでいろいろなことに挑戦してきたけれど、どれもうまくいかなかったと言う方はラリー・スミスがTEDで語った「あなたに夢の仕事ができない理由」をご覧ください。どこでつまづいたのか、気が付くきっかけになるかもしれません。
効率的にこの神経回路を太くして、物事を習得するにはどうすればいいのでしょう。3つのコツを順番を追ってみていきましょう。
[PR]まずは無料カウンセリング”続けるため”の オンライン英語コーチ「スピークバディ パーソナルコーチング」(1)課題の取り組み方
なんでもそうですが、練習時間を増やしたところで全員が同じように上達するわけではありません。練習の質や効果的な練習方法、そして取り組み方(姿勢)が、とても大事になります。
効果的な練習とは、
- 一貫性があり
- しっかり集中して行われ
- その人の現在の能力ぎりぎりの内容や弱点に狙いを絞ったもの
のことをいいます。
Effective practice is consistent, intensely focused, and targets content or weaknesses that lie at the edge of one’s current abilities.
時間は誰でも一日24時間が与えられていますが、この時間を有意義に過ごすのか、無駄に過ごしてしまうのかは自分次第です。効果的な練習が上達のカギだとするなら、練習する環境にも配慮しましょう。
目の前の課題に最大限集中するため
- パソコンやテレビを消す
- スマートフォンは機内モードにする
- 部屋を綺麗にする
これだけで集中力が大きく変わるはずです。人は余計なものが目に入ると、気が散ってしまいます。ある研究では、学生260人が集中して課題を行った時間は約6分という大変短く、気が散った原因はスマートフォンやパソコンのSNSが原因でした。このことからも、本気でなにかを覚えたいのであれば、まずは環境を整えることが大切です。
[PR]しちだの魔法ペンなら35日でバイリンガルに!楽天4部門1位の英会話!<七田式>(2)効果的な練習方法
車が一番ガソリンを使うのは、動き出す時です。それは人間も同じで、一歩目を踏み出す時や、なにかを新しく始める時に、一番パワー必要とします。ですので、英語を勉強しようと100ページある英語の本を毎日5ページ勉強しようと計画を立てるのではなく、まずは1ページ目をじっくり読んでまずは英語に慣れたほうが挫折しにくいのです。
最初はゆっくり、スローモーションでいきましょう。
正確な動きも不正確な動きも、協調は繰り返しによって作られるのです。質の良い繰り返しをしながら、少しずつスピードを上げていくと、正確にできる確率が上がります。
Start out slowly or in slow-motion.
Coordination is built with repetitions, whether correct or incorrect. If you gradually increase the speed of the quality repetitons, you have a better chance of doing them correctly.
マラソンに挑戦しようと思い立ち、それまでなにも運動してこなかった人が、準備運動も無くいきなり何十分も走ったら、ひどい筋肉痛になるだけでなく下手をすれば怪我をしてしまいます。運動も勉強も、まずはウォーミングアップをしっかりと行えば、長く楽しく練習を続けられるようになるでしょう。
[PR]知って得する、知らないと損をする!すぐに役立つ相手に合った「伝え方」のコツ!(3)上達に必要な練習時間
一流のアーティストに共通しているのは、練習の習慣とその時間です。
研究によると 多くのトップ選手や音楽家、ダンサーは、自分の技能に関係する活動に週あたり50~60時間を費やしています。
彼らの多くは、効果的な練習のために使える時間を、時間制限を設けた日常練習のメニューごとに区切っています。
Studies have shown that many top athletes, musicians, and dancers spend 50-60 hours per week on activities related to their craft.
Many divide their time used for effective practice into multiple daily practice sessions of limited duration.
その日その時に思い立ったことを、適当な時間で毎日バラバラに行っていては、上達できるものもなかなか上達しません。すべらない話で有名な声優の若本規夫さんも、80歳に近い年齢になった今も、声を維持するために毎朝5時に起きて3時間練習しています(若本規夫のすべらない話 [ 若本規夫 ]より)。第一線で活躍する人たちには、それぞれ不断の努力を積み重ています。
まずは習慣化するための時間を確保しましょう。そのために、まずやらないことを決めるというのもいいですね。
[PR]検定試験合格者累計140万人!スマホ対応☆国家資格ほか資格取得ならSMART合格対策講座まとめ:イメージトレーニングも効果絶大
さいごに、イメージトレーニングも効果があります。
ちょっとびっくりですが、いくつもの研究がいったん身体動作が確立したら、それを想像するだけで強化できることを示唆しています。
It’s a bit surprising, but a number of studies suggest that once a physical motion has been established, it can be reinforced just by imagining it.
これからも科学が進歩していけば、より効果的な練習方法が発見されていくでしょう。しかし、それ以上に大切なのは何かを学びたい・上手になりたいという情熱ではないでしょうか。なぜなら、人の熱意は時代が変わっても永遠に変わることがないからです。
- 短時間で記憶する暗記のコツとは?(資格習得エクスプレス)
- 【朝?夜?】暗記に最適な時間帯おすすめ3選(能力の学校)
- 記憶のメカニズムから効果的な復習法を考える(資格の学校TAC)
英語全文
Mastering any physical skill, be it performing a pirouette, playing an instrument, or throwing a baseball, takes practice. Practice is the repetition of an action with the goal of improvement, and it helps us perform with more ease, speed, and confidence.
<全文を読む>▼クリック▼
Some recent studies in mice suggest that the repetition of a physical motion increases the layers of myelin sheath that insulates the axons. And the more layers, the greater the insulation around the axon chains, forming a sort of superhighway for information connecting your brain to your muscles. So while many athletes and performers attribute their successes to muscle memory, muscles themselves don’t really have memory. Rather, it may be the myelination of neural pathways that gives these athletes and performers their edge with faster and more efficient neural pathways.
There are many theories that attempt to quantify the number of hours, days, and even years of practice that it takes to master a skill. While we don’t yet have a magic number, we do know that mastery isn’t simply about the amount of hours of practice. It’s also the quality and effectiveness of that practice. Effective practice is consistent, intensely focused, and targets content or weaknesses that lie at the edge of one’s current abilities. So if effective practice is the key, how can we get the most out of our practice time?
Try these tips.
Focus on the task at hand. Minimize potential distractions by turning off the computer or TV and putting your cell phone on airplane mode. In one study, researchers observed 260 students studying. On average, those students were able to stay on task for only six minutes at a time. Laptops, smartphones, and particularly Facebook were the root of most distractions.
Start out slowly or in slow-motion. Coordination is built with repetitions, whether correct or incorrect. If you gradually increase the speed of the quality repetitons, you have a better chance of doing them correctly. Next, frequent repetitions with allotted breaks are common practice habits of elite performers.
Studies have shown that many top athletes, musicians, and dancers spend 50-60 hours per week on activities related to their craft. Many divide their time used for effective practice into multiple daily practice sessions of limited duration. And finally, practice in your brain in vivid detail.
It’s a bit surprising, but a number of studies suggest that once a physical motion has been established, it can be reinforced just by imagining it. In one study, 144 basketball players were divided into two groups. Group A physically practiced one-handed free throws while Group B only mentally practiced them. When they were tested at the end of the two week experiment, the intermediate and experienced players in both groups had improved by nearly the same amount.
As scientists get closer to unraveling the secrets of our brains, our understanding of effective practice will only improve. In the meantime, effective practice is the best way we have of pushing our individual limits, achieving new heights, and maximizing our potential.
<閉じる>
\ ほかにも気になるトークが満載! /