ライフハックとしてではなく、英語学習にも極めて有用なのが、著名人が10分程度のプレゼンを行うTEDです。
TED Talksとは、あらゆる分野のエキスパートたちによるプレゼンテーションを無料で視聴できる動画配信サービスのことです。10年ほど前にサービスが開始されてから、政治、心理学、経済、日常生活などの幅広いコンテンツが視聴できることから人気を集めています。
RareJob English Lab
TEDは4000を超える膨大な数の動画があります。しかし慣れないうちは、動画の探し方や視聴のコツが分かりませんよね。この記事では、数多くのTEDを見てきた管理人(塩@saltandshio)が、心を揺さぶられたトークをあらすじと一緒にご紹介します。
ビジネス英会話を効率よく身につけたい方におすすめスクール
シェーン英会話
シェーンは1977年の創業以来、ネイティブ講師が英語を英語で教える「直接教授法」を採用しています。首都圏におけるスクール拠点数は、ネイティブ講師の英会話スクールでNo.1。駅から近いスクールが多いので通いやすく時間を有効に使えます。
スピークバディ パーソナルコーチング
1日1時間の短期集中トレーニングで、あなたの英語力向上をコーチが全力でサポートします。あなたの英語の世界が、劇的に変わります。
キャロライン・ウィーバー:鉛筆が完璧な理由
鉛筆が六角形で黄色が定番になったのはどうして? 鉛筆店を営むキャロライン・ウィーバーが、鉛筆の心躍るような歴史へと誘います(約3分半)。Caroline Weaver / Why the pencil is perfect.
[PR]無料体験レッスン実施中!全国208校、創業40年の老舗英会話スクール【シェーン英会話】鉛筆はシンプルな筆記用具
世代や国を越えて、ほとんどの人が使ったことのある筆記用具は、間違いなく鉛筆でしょう。あなたはどれだけ鉛筆のことを知っていますか?それくらい、身近にありすぎて考えもしなかった物の1つが鉛筆ではないでしょうか。
鉛筆はとてもシンプルな物です。木製で、何層か塗装が施され、消しゴムと芯がついています。芯は黒鉛、粘土、水でできています。
でもデザインが完成するまでに何百年もかかり、多くの人の手を経たんです。
The pencil is a very simple object. It’s made of wood with some layers of paint an eraser and a core, which is made out of graphite, clay and water.
Yeah, it took hundreds of people over centuries to come to this design.
「多くの人が関わった長い歴史があるからこそ、鉛筆は完璧な物である」と語るのは、鉛筆店を営むキャロライン・ウィーバーです。では鉛筆にまつわる話を詳しく見ていきましょう。
[PR]まずは無料カウンセリング”続けるため”の オンライン英語コーチ「スピークバディ パーソナルコーチング」鉛筆の歴史について
いつから鉛筆は鉛筆として扱われるようになったのでしょうか。ご存知の通り、日本では長く墨と筆が使われてきました。同じ墨を使われているという点では、鉛筆と墨には共通点があるといえます。キャロライン・ウィーバーも、「鉛筆の始まりは黒鉛」だと紹介しています。
短い棒状に切った黒鉛に、糸や羊皮や紙を巻いたものがロンドンの路上で売られていました。字を書いたり、絵を描いたり、多くの場合は 農家や羊飼いが家畜に印をつけるのに使いました。
They cut it into small sticks and wrapped it in string
or sheepskin or paper and sold it on the streets of London to be used for writing or for drawing or, a lot of times, by farmers and shepherds,who used it to mark their animals.
一方、フランスではニコラ=ジャック・コンテという人が、黒鉛をすりつぶして、粉末の粘土と水を混ぜてペースト状にする方法を考案しました。このペーストを型で成形したあとに窯で焼くと、黒鉛の芯がとても丈夫になり、折れにくく、滑らかで、使いやすかったため、当時は 何よりも優れた筆記用具として重宝されました。驚く点は、この製法は現代に至るまで変わっていないということです。
そして、この鉛筆に革命を起こしたのは二人のアメリカです。ヘンリー・デイヴィッド・ソローという人が、鉛筆の芯の様々な硬さの段階表を作り、ジョゼフ・ディクソンが長きにわたり手作業で行われていた鉛筆づくりを、完全に機械化しました。
[PR]しちだの魔法ペンなら35日でバイリンガルに!楽天4部門1位の英会話!<七田式>消しゴム付き鉛筆の歴史
なぜ鉛筆がこれほどまでに人々から愛されているのでしょうか。それは、書いた字が消しゴムで消えるからという、これまたあたりまえすぎる理由からでしょう。
ちなみに、消しゴムというものが世の中に出回るまで、消しゴムの代替品としてパンが使われていました。木炭デッサンを描く人であれば、ほとんどの人が消しゴム代わりに今でもパンを使っています。
消しゴム付き鉛筆が生まれたのは1858年のことで、アメリカの文房具会社のハイメン・リップマンが消しゴム付き鉛筆の特許を取り、鉛筆業界を一変させました。
世界初の黄色い鉛筆は「コヒノール 1500」です。
The attached eraser happened in 1858, when American stationer
Hymen Lipman patented the first pencil with an attached eraser, which really changed the pencil game.
The world’s first yellow pencil was the KOH-I-NOOR 1500.
この、「コヒノール 1500」の驚くべき点は、鉛筆を黄色で14回も塗装して端っこに14金をメッキしたことです。消しゴム付き鉛筆といえば金メッキ、もしくは金属がついていると思い出されたのであれば、この「コヒノール 1500」の影響がかなり強いということでしょう。それほど、消しゴム付き鉛筆といえばコレと思い出せるほど、定番商品であるといえます。
[PR]知って得する、知らないと損をする!すぐに役立つ相手に合った「伝え方」のコツ!まとめ:鉛筆は製品として完璧な筆記用具!
いまでは多くの鉛筆メーカーが、それぞれ独自の鉛筆を開発・販売しています。しかし、鉛筆について、普段からよく考えていると言う人はほとんどいません。それほど、鉛筆は身近で当たり前にある物で、ほとんどの人が「鉛筆とはそういうものである」という認識でいるからです。
私に言わせれば、鉛筆の完成度をこれ以上、高める方法はありません。
完璧なんです。
In my opinion, there’s nothing that can be done to make the pencil better than it is.
It’s perfect.
身近にあり過ぎて普段は考えもしないものが、じつは大切なものである。……ということは鉛筆に限らずたくさんあります。一度立ち止まり、周りを見渡してみてください。「つまらない」「たのしくない」「幸せじゃない」ともし思っていたら、当たり前で大切なものがそこかしこに溢れていることに、気が付くことが出来るでしょう。
英語全文
The sound is a really big part, I think, of the experience of using a pencil, and it has this really audible scratchiness.
The pencil is a very simple object. It’s made of wood with some layers of paint an eraser and a core, which is made out of graphite, clay and water. Yeah, it took hundreds of people over centuries to come to this design. And it’s that long history of collaboration that, to me, makes it a very perfect object.
<全文を読む>▼クリック▼
Meanwhile, over in America, in Concord, Massachusetts, it was Henry David Thoreau who came up with the grading scale for different hardnesses of pencil. It was graded one through four, number two being the ideal hardness for general use. The softer the pencil, the more graphite it had in it, and the darker and smoother the line will be. The firmer the pencil, the more clay it had in it and the lighter and finer it will be.
Originally, when pencils were handmade, they were made round. There was no easy way to make them, and it was the Americans who really mechanized the craft. A lot of people credit Joseph Dixon for being one of the first people to start developing actual machines to do things like cut wood slats, cut grooves into the wood, apply glue to them … And they figured out it was easier and less wasteful to do a hexagonal pencil, and so that became the standard.
Since the early days of pencils, people have loved that they can be erased. Originally, it was bread crumbs that were used to scratch away pencil marks and later, rubber and pumice. The attached eraser happened in 1858, when American stationer Hymen Lipman patented the first pencil with an attached eraser, which really changed the pencil game. The world’s first yellow pencil was the KOH-I-NOOR 1500. KOH-I-NOOR did this crazy thing where they painted this pencil with 14 coats of yellow paint and dipped the end in 14-carat gold.
There is a pencil for everyone, and every pencil has a story. The Blackwing 602 is famous for being used by a lot of writers, especially John Steinbeck and Vladimir Nabokov. And then, you have the Dixon pencil company. They’re responsible for the Dixon Ticonderoga. It’s an icon, it’s what people think of when they think of a pencil and what they think of when they think of school. And the pencil’s really a thing that, I think, the average user has never thought twice about, how it’s made or why it’s made the way it is, because it’s just always been that way.
In my opinion, there’s nothing that can be done to make the pencil better than it is. It’s perfect.
<閉じる>
大切な人のプレゼントに鉛筆はいかがですか
\ ほかにも気になるトークが満載! /